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資産家

マンションを売却した場合、管理費・修繕積立金はどうなるのかしら?

今までマンションの大規模修繕はなかったけど、ひょっとして修繕積立金の方は、返還されたりするのかな?

そうだ、佐藤さんに聞いてみよう!

マンション売却アドバイザー

こんにちは。マンション売却アドバイザーの佐藤です。

不動産の仕事をしていると、「マンションを売却したら、管理費と修繕積立金がどうなるの?」との質問を、良く受けます。

結論から申し上げますと、マンションを引き渡しをする日をもって、売主と買主で日割精算を行います。

引き渡し前の分が売主負担、引き渡し後の分が買主負担になります。

よく、修繕積立金が返還されると思われている方がいらっしゃいますが、残念ながら返還されません。

今回は、マンション売却時の管理費・修繕積立金について、お話させていただきます。

1.管理費・修繕積立金について、今一度おさらいしましょう。

マンション売却アドバイザー

まずは、理解を深めるために、管理費と修繕積立金について、今一度おさらいしましょう。

管理費と修繕積立金は、どちらもマンション(建物)の維持管理に必要なお金です。

大きな違いは、管理費は短期的に使われるお金で、修繕積立金は長期的に使われるお金になります。

では、もっと詳しく見ていきましょう。

1-1.管理費とは?

管理費は、日常的なマンションの管理に使われています。

例えば、共有部分の清掃、エレベーターの定期点検、庭の草木の手入れなどが、これにあたります。

1-2.修繕積立金とは?

一方、修繕積立金は、将来の大規模修繕のために、積立金として管理組合がプールしておくお金です。

例えば、外壁の補修や塗り替え、配管・電気系統の修理など、共用部分の多額の工事費用を要するものが、これにあたります。

修繕積立金は、建物が老朽化すればするほど、月々の支払額が上がっていくケースもあります。

2.決済時に日割り精算をする。

マンション売却アドバイザー

冒頭でお話したとおり、マンションを売却する際、管理費と修繕積立金は、引き渡し日に日割り精算します。

引き渡し前の分が売主負担、引き渡し後の分が買主負担になります。

例えば、引渡し日が9月15日のケースをみてみましょう。

この場合、9月14日までが売主負担、9月15日からが買主負担になります。

管理費・修繕積立金は、毎月支払うマンションが多く、例えば、9月分は8月末まで(8月25日に引き落としなど)に支払うケースが多いです。

9月分までは売主から引き落とされ、10月分から買主から引き落としされたりします。

引き渡し日に、日割分を買主から受け取ることになります。

資産家

管理費と修繕積立金は、引き渡し日に日割精算をするんだね。

修繕積立金は、返還されないのかしら?

3.修繕積立金は返還されない

マンション売却アドバイザー

管理費よりも修繕積立金の方が返還されると思われている方が多いですが、残念ながら返還されません。

特に、入居中に一度も修繕が行われなかった場合などは、毎月支払い続けてきた修繕積立金ですから、多少なりとも返金がなされても良いように思われますが……。

そのことについて、マンションの管理規約に明記されていると思います。

管理費や修繕積立金は、マンションを維持管理するための、管理組合の重要財産です。

それをマンション売却のたびに個別清算していたのでは、安定した組合運営を望めません。

そのような理由から「一旦納入された管理費等は返還されない」と思っていた方が賢明です。

修繕積立金の返還が規約に記載されている場合を除いて、買主は売主が積立てた権利も含めて、物件を購入するのです。

どのようなマンションでも10年から15年に一度は大規模な修繕が必要になるわけですが、そのための費用は莫大なものです。

資産家

「もしかして返還されるかも?!」と期待していたけど、返還されないのね。

もし、滞納している場合は、どうなるのかしら?

4.滞納している場合はどうなる?

マンション売却アドバイザー

法律(区分所有法)では、「滞納した債務は次の所有者に継承される」と定められています。

つまり、滞納された修繕積立金や管理費は、買主に支払う義務が生じるということです。

マンションの売買では、売主と買主の話し合いで精算することが一般的です。

  • 受け取った手付金から支払うケース
  • 済のときに売主が受け取るべき売買代金から差し引いてその場で管理会社などへ振り込むケース、
  • あるいはいったん媒介業者が預かって決済終了後すぐに振り込むケースなどがあります。
  • 滞納分を売却代金から差し引いて、買主が支払うケースなどがあります。

などがあります。

手付金を返還する可能性が少なくなってから、支払うのが望ましいといえます。

まとめ

マンション売却アドバイザー

今回は、についてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

最後に、重要な点をまとめておきますね。

  • 決済・引き渡し日に日割精算をする。
  • マンションを売却しても、返還はされない。
  • 滞納している場合は、買主と相談して精算する。

資産家

色々教えてくれてありがとう!

また分からないことがあれば、教えてね。