
マンションを売り出す前に、リフォームをした方がいいのかしら?
リフォームをすれば、綺麗になるから売れやすくなるとは思うけど、その分、高く売れるのかしらね~。
結果的に、損をするようでは意味がないもんね。

こんにちは。マンション売却アドバイザーの佐藤です。
リフォームをすれば綺麗になるけど、費用がかかるから悩むことろですよね。
結論から言いますと、売却時は、基本的にリフォームはしないことが鉄則です。
確かに、リフォームをすれば綺麗になりますから、売れやすくはなります。
ただ、費用をかけた分、必ずしも高く売れるわけではありません。
また、購入希望者は中古のマンションを見に来ており、多少の汚れは覚悟しています。
その他にも、自分好みのリフォームをしたいとも思っています。
ただ、あまりにも室内の汚れや痛みが酷い場合は、リフォームを検討した方がいいでしょう。
今回は、マンションを売却する際のリフォームについて、詳しくお話したいと思います。
1.汚れが少なければ、リフォームしない。

マンションを売却する際は、リフォームをせずに、原状のまま買主へ引き渡すことが一般的です。
実際、私の経験上では、リフォームをするケースは、全体の1割り以下です。
汚れが少ない状態であれば、リフォームなしの原状渡しをおススメします。
その理由は、以下の通りです。
1-1.リフォームをしたとしても、高くは売れない。

リフォームをすれば、室内の印象がよくなりますので、売れやすくはなります。
ただ、リフォーム費用を回収するために、売却価格を高めに設定したとしましょう。
すると、今度は逆に売れにくくなります。
なぜなら、相場よりも高いと、割高に感じてしまうからです。
中古マンションを探されている方は、中古を探されるくらいですから、価格にシビアです。
また、中古物件として見学に来ますので、少々の汚れは想定の範囲内です。
室内が綺麗なことはプラスになりますが、相場よりも高いと、頭を悩ませる傾向にあります。

なるほどね~、売れやすくはなっても、結果的に得しないなら考えものね。
他にも理由が、あるのかしら?
1-2.リフォームをしても、価格交渉されることが多い

もし、費用をかけてリフォームをした場合、買主からの価格交渉は勘弁してほしいところですよね。
しかし、価格交渉されることが多いです。
なぜなら、購入希望者は「値下げ」という、お得感が欲しいからです。
すでにリフォームがされていることも得ではありますが、それよりも、値下げしてもらった方が、満足度が高くなる傾向にあります。

確かに、それは言えているかも。
値下げって、かなりのお得感があるもんね~。
他にも、理由はあるのかしら?
1-3.自分好みのリフォームをしたい方も多い。

中古マンションを購入して、自分好みのリフォームをしたい方も、いらっしゃいます。
また、最近では、買主ご自身でリフォーム(DIY)をしたい方も増えています。
そういう方にとっては、リフォームがされているよりも、売却価格が低い方が、喜ばれます。

言われてみれば、最近、DIYって流行っているよね。
雑誌なんかもよく売っているし。
結局、汚れや傷みが少なければ、リフォームしない方がいいってことね。
1-4.汚れ・傷みが少なければ、ご自身での掃除で十分

汚れ・痛みが少なければ、ご自身での掃除で十分です。
ただ、必ず掃除は必ずしてください。
室内が汚れていれば、印象が悪くなります。
特に綺麗にした方がいいのは、台所や浴室、洗面台などの水回りです。
水回りが汚れていれば、室内全体も汚れているような感覚になりがちです。
少々の汚れであれば、プロの業者に頼まず、ご自身での掃除で十分です。
先ほども言いましたが、中古物件として見学に来ますので、少々の汚れは想定の範囲内です。

そうね、自分で掃除をすることにするわ。
もし、汚れや傷みがひどい場合は、リフォームをした方がいいのよね?
2.汚れや傷みが酷い場合は、リフォームをする。

少々の汚れ・傷みであればリフォームは必要ありません。
しかし、あまりにも汚れている場合は、リフォームしないと、売れにくくなります。
例えば、壁紙やふすま、障子、網戸などがびりびりに破れている状態を想像してみてください。
どのような印象を受けるでしょうか?なんだか不安に思いますよね。
そういう場合は、やはりリフォームをした方がいいです。
ただ、最低限の軽いリフォームをおすすめします。
印象をよくすることを目的とした、軽いリフォームを。
高額なリフォームをしたとしても、その費用を回収できない可能性がありますからね。

そうね、売却するわけだし、軽いリフォームだけがよさそうね。
3.高額なリフォームをススメられたら要注意

もし、高額なリフォームをススメてくる不動産業者や営業マンがいたら、要注意です。
リフォーム業者から、紹介料をもらうことを目的に、リフォームをススメている可能性があります。
紹介料の相場は、リフォーム費用の5~10%です。
もし、リフォーム費用が200万円の場合は、10~20万円が紹介料として、不動産業者に支払われます。
マンションの売却は、そもそもリフォーム無しの原状渡しが一般的です。
リフォームをしたとしても、数十万円ほどの軽いリフォームで十分です。
まとめ

以上、マンション売却時のリフォームについてお話させていただきましたが、如何だったでしょうか?
最後に、重要なポイントをまとめさせていただきます。
- マンションの売却は、原状渡しが一般的。
- 汚れが少ない場合は、リフォームをせずに、自分で掃除をする。
- リフォームをしたとしても、その分、高く売れない。
- リフォームをしようがしまいが、価格交渉が入ることが多い。
- 買主のなかには、自分好みのリフォームをしたい方もいる。
- 汚れや傷みがひどいときは、軽いリフォームをする。
- 高額なリフォームをすすめられたら、要注意。

色々教えてくれてありがとう!佐藤さん!
また、分からないことがあれば、教えてね。