マンション売るとき、基本、壁紙を張り替えない方がいい3つの理由

資産家資産家

マンションを売却する前に、壁紙を張り替えた方がいいのかしら?

少し汚れがあるから、購入希望者に悪い印象を与えるのではないかと、不安なの。

そうだ、佐藤さんに聞いてみよう!

マンション売却アドバイザーマンション売却アドバイザー

こんにちは。マンション売却アドバイザーの佐藤です。

壁紙が汚れていれば、購入希望者に悪い印象を与えて「高く売れないかも・・・」、「誰も買わないかも・・・」と不安になりますよね。

結論からになりますが、マンションを売却するときは、基本的に壁紙を張り替えないことが一般的です。

なぜなら、下記の3つの理由があるからです。

  • 買主は、多少の汚れは想定の範囲内
  • 壁紙を張り替えた分、高く売れるとは限らない。
  • 買主は、自分好みの壁紙にしたい。

ただ、例外として、汚れや痛みが極端にひどい場合は、張り替えた方が良いです。

今回は、これらの理由について、詳しくお話させていただきますね。

1.基本的に壁紙は張り替えない理由

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冒頭でもお話ししましたが、マンションを売却する際は、基本的に壁紙は張り替えないことが多いです。

実際に、多くの物件が壁紙を張り替えずに、現状のまま売却されています。

その理由としては、主に下記の3つがあるからです。

1-1.多少の汚れは想定の範囲内

一つ目の理由は、購入希望者は、多少の汚れは想定の範囲内であることです。

購入希望者は、新築マンションではなく、中古のマンションを見に来られています。

そのため、ある程度の汚れや傷みがあることを、前提としています。

普通にマンションで生活をしていれば、壁紙は経年劣化によって汚れるものです。

築年数が10年なら、それなりの汚れ方をし、築年数が20年なら、それなりの汚れ方をします。

購入希望者は、このことを前提としてますから、極端な汚れや傷みがなければ、壁紙を張り替える必要はありません。

1-2.壁紙を張り替えた分、高く売れるとは限らない。

2つ目の理由は、壁紙を張り替えた分、高く売れるとは限らない点です。

壁紙を張り替えた方が、印象が良くなるため、売れやすくはなります。
しかし、その分、高く売れるとは限りません。

なぜなら、壁紙を張り替えていようがいまいが、価格交渉が入ることが多いからです。

中古マンションは「値引きができるもの」と思わている方が多く、実際に、値引き交渉があることがほとんどです。

また、下記の2つの物件があるとしたら、どちらが魅力を感じるでしょうか?

  • リフォーム済みで、値引きなし。
  • リフォーム無しで、値引きあり。

人によって価値観は違ってきますが、経験上では「リフォーム無しで、値引きあり」の方が、お得感を感じられる方が多いです。

結局、壁紙を張り替えた方が売れやすくはなりますが、その分、高く売れるとは限らないのです。

1-3.自分好みの壁紙にしたい

3つ目の理由は、せっかくなら自分好みの壁紙にしたいと思っている方が多いからです。

最近では、雑誌やテレビなどでDIYが紹介されており、リフォームを楽しみたい方が増えています。

したがって、壁紙を張り替えておくのも良いのですが、壁紙を張り替えずに値引きをしてあげて、自分好みの壁紙に張り替えるといった方が、喜ばれることが多いです。

資産家資産家

なるほどね、リフォームをした方が売れやすいとは思っていたけど、必ずしもそれが良い選択ではないんだね。

2.リフォーム・プランを提案してあげた方がいい。

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事前にリフォームをしておくのではなく、リフォームした姿を想像させた方が、結果的に良いでしょう。

例えば、不動産会社とリフォーム業者が協力の上、下記のようにしておきます。

  • リフォームの提案部分を明確にしておく。
  • 見積もりをとっておく。
  • 必要であれば、ショールームに連れていく。

このようにすることによって、購入希望者の期待感が高まります。

また、リフォームが必要な分、値引きをしてあげるとお得感を感じて、喜ばれます。

資産家資産家

リフォーム済みにしておくのではなく、リフォームを想像させるのね。

確かに、そうすればワクワクして楽しくなるわね。

3.張り替えた方がいい場合

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今まで、何度も「壁紙は張り替えない」と言ってきましたが、例外として、下記のように張り替えた方がいい場合もあります。

  • 極端な汚れや傷みがある(たばこのヤニ汚れなど)。
  • 壁に大きな穴が開いている。

壁紙が、たばこのヤニ汚れで真っ黄色の場合は、印象がかなり悪くなります。
また、見た目だけでなく、臭いが染みついている可能性もあります。

最近では、たばこを吸わない方が多く、そういった方には、まず、嫌がられます。

また、壁に画びょうやネジ穴が開いている程度なら問題ないのですが、大きな穴が開いている場合も、印象が悪くなります。

そういった場合は、リフォームすることを検討する価値があります。

3-1.リフォーム費用は安く抑える。

リフォームをする際は、最低限に留めて置き、費用を安く抑えるようにしましょう。

まずは、ホームセンターの材料を使って、自分で直せるところは直します。
無理な場合は、リフォーム業者に依頼します。

参考までに、3LDKの壁紙を全面張り替えしたとすると、30~40万円程度はかかります。(壁紙の質によります)

全面だと高額になりますので、ますは、汚れている部分だけを検討してみましょう。

ちなみに、6帖の部屋であれば、費用は4~5万円程度ですみます。

まとめ

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今回は、マンションを売却するときの壁紙についてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

最後にポイントをまとめますと、基本的に壁紙は張り替えないことが多いです。

なぜなら、下記の3つの理由があるからです。

  • 多少の汚れは想定の範囲内
  • 壁紙を張り替えた分、高く売れるとは限らない。
  • 自分好みの壁紙にしたい。

ただ、例外として、汚れや痛みが極端にひどい場合は、張り替えた方が良いです。

そして、リフォームをする場合は、必要最低限に抑えましょう。

資産家資産家

色々教えてくれてありがとう!

また分からないことがあれば、教えてね。