不動産を売却するために、不動産一括査定サイトの「RE-Guide(リガイド)」を利用しようか迷っているの。
公式サイトを見ると、かなり便利そうなサービスに思えるんだけど、本当のところ、口コミ・評判はどうなのかしら?
そうだ、佐藤さんに聞いてみよう!
こんにちは。マンション売却アドバイザーの佐藤です。
たしかに、RE-Guide(リガイド)の公式サイトを見ると、「査定額に400万円以上の差がでることも!」など良いことが書いてあるので、とても便利そうなサービスに思えますよね。
実際のところ、RE-Guide(リガイド)は便利なサービスですよ。
最近では不動産一括査定サイトが多くなり、わたしが知っているだけでも35社以上はありますが、そのなかでもRE-Guide(リガイド)は優良なサービスです。
なぜなら、下記の3つの強みがあるからです。
- 大手のSBIグループが立ち上げたサービス。
- 運営は2006年からで実績がある。
- 厳選された不動産会社が参加している。
正直な話、どの不動産一括査定サービスも「仕組み」は同じですが、上記の強みをふまえて、RE-Guide(リガイド)は優良だと判断しています。
そもそもですが、不動産一括査定サービス自体が、便利なサービスです。
利用することで下記のメリットが得られます。
- 不動産会社を探す手間が省ける。
- 複数の不動産会社に一括査定ができる。
- 査定額を比較できる。
- 不動産会社・営業マンを比較できる。
- 不動産会社どうしが競合するため、より良いサービスを受けることができる。
これらのメリットにより、不動産を高く売却できる可能性が上がるわけですね。
ただ、その反面、弱みもありますので、きちんと理解したうえで利用するべきかどうかを、判断するといいでしょう。
そこで、今回はRE-Guide(リガイド)について、深堀してお話させていただきます。
この話が終わるころには、RE-Guide(リガイド)の強みや弱みなどを理解し、自分に適しているかどうかを判断することができるでしょう。
それでは、まいりますぅ!
1.どんな会社が運営しているの?
まずは、RE-Guide(リガイド)の運営会社についてお話ししていきます。
RE-Guide(リガイド)を運営しているのは、株式会社ウェイブダッシュという、いわゆるIT系の会社です。
もともとは、大手のSBIグループが2006年に立ち上げたサービスで、旧名「SBI不動産ガイド」として運営されてきました。
SBIグループと言えば、クレジットカードやネット銀行、保険、証券などで有名な大手企業です。
そのような大手企業が立ち上げたサービスなので、ひとまず安心感があるのではないでしょうか。
現在は、株式会社ウェイブダッシュが事業を譲り受けて、運営しています。
株式会社ウェイブダッシュは、RE-Guide(リガイド)以外にも、
- チケットの売買仲介サービス「チケット流通センター」
- 中古ケータイ・スマホなど専門のフリマ「ムスビー」
- 地域の生活情報サイト「生活ガイド」
なども運営しており、インターネット上で便利なサービスを展開しています。
2.RE-Guide(リガイド)一括査定の仕組み
RE-Guide(リガイド)の仕組みは、いたってシンプルです。
公式サイトから物件情報・個人情報を入力すると、下記の図のように、あなたの地域に対応している不動産会社が自動的に表示されます。
これらの不動産会社は、RE-Guide(リガイド)の独自審査に合格していますから、悪徳不動産会社が含まれている可能性は低いです。
その中から不動産会社を選んで、査定を依頼する仕組みになっています。↓
2-1.不動産会社と直接やり取りをする。
査定を依頼した後は、不動産会社から連絡がありますので、直接やり取りをしていきます。
サイトの入力フォームでは、下記の2つの査定方法から、どちらかを選ぶことができるようになっています。
- 訪問査定
- 営業マンが物件を見るので、正確な査定額がわかる。
- 簡易査定
- 営業マンが物件を見ないので、大まかな査定額になる。
訪問査定を選んだ場合は、不動産会社から訪問する日時についての連絡があるでしょう。
簡易査定を選んだ場合は、当日~3日以内に査定結果を連絡してくるケースが多いです。
なお、「連絡方法をメールにしてほしい」などの希望がある場合は、事前に入力フォームの「ご希望・ご要望」の欄に書いておくと、良心的な不動産会社であれば対応してくれます。
2-1.本当に無料なの?
RE-Guide(リガイド)の不動産一括査定は無料なので、料金はかかりません。
RE-Guide(リガイド)に限らずの話ですが、不動産一括査定サービスは基本的に無料です。
なぜなら、不動産一括査定サービスは、不動産会社から手数料を受け取って、成り立っているからです。
2-2.必ずしも売却する必要はない。
また、査定をしたからと言って、必ずしも売却する必要はありません。
査定額や不動産会社・営業マンに納得がいかないケースは多々ありますし、断っても全く問題がありません。
営業マンにとっても、査定をして断られることは日常茶飯事です。
営業マンは断り慣れているはずです。
また、意外かもしれませんが、不動産の売買営業は、賃貸営業と違って「しつこくない」傾向にあります。
もちろん不動産会社にもよりますが、不動産の売買は高額ですから、しつこく営業すれば売ってっくれるわけでもないからです。
2-3.本当に査定額に400万円以上の差がでるの?
RE-Guide(リガイド)の公式サイトには、査定額に「400万円以上の差が出ることも」と書かれていますが、このようなケースは実際にあります。
不動産会社の査定方法は、取引事例比較法という査定方法が使われることが一般的です。
取引事例比較法とは、過去の取引事例を参考にして、査定額を割り出す方法です。
査定の際は、不動産会社によって参考にする取引事例が違ったりしますし、営業マンの経験・主観もそれぞれですから、査定額に差が出ることが普通です。
ただ注意点として、査定額はあくまでも「提案価格」であって「査定額 = 売れる価格」ではありません。
また、不動産会社のなかには、自社に依頼してほしいがために、わざと査定額を高くする不動産会社もいます。
そのような不動産会社は、あとあと「価格を下げませんか?」と交渉してくるのがオチです。
したがって、なぜ、その査定額になったのか、根拠を聞くことが大切です。
査定額が高かったからと言って、大喜びするのはまだ早い話ではあります。
では、次はRE-Guide(リガイド)の強みを見ていきましょう。
3.RE-Guide(リガイド)の強み
冒頭でもお話ししましたが、RE-Guide(リガイド)の強みは、下記の3つがあります。
- 大手のSBIグループが立ち上げたサービス。
- 運営は2006年からで実績がある。
- 厳選された不動産会社が参加している。
では、順番に詳しく見ていきましょう。
3-1.大手のSBIグループが立ち上げたサービス。
RE-Guide(リガイド)は現在、株式会社ウェイブダッシュが運営していますが、そもそもが大手企業のSBIグループが立ち上げたサービスなので、安心感があります。
他社の不動産一括査定サービスは、IT系の中小企業が立ち上げ・運営をしているケースが多いため、ネームバリューではRE-Guide(リガイド)が勝っています。
下記に表は、主要な不動産一括査定サービスを10社選んで、会社名をまとめたものです。
一般の方であれば、知っている会社名は数社だと思います。
一括査定サービス名 | 会社名 |
---|---|
HOME4U |
株式会社NTTデータ・スマートソーシング |
RE-Guide | 旧SBIホールディングス株式会社(現株式会社ウェイブダッシュ) |
スマイスター | 株式会社シースタイル |
イエイ | 株式会社Q |
マンションナビ | マンションリサーチ株式会社 |
イエウール | 株式会社Speee |
マイスミEX | 株式会社じげん |
すまいValue | 三井不動産リアルティ株式会社とその他5社 |
不動産エージェント | ディーエムソリューションズ株式会社 |
イエカレ | 株式会社グローバルサーチ |
RE-Guide(リガイド)は、大手企業のSBIグループが立ち上げたサービスであり、安心感があるという点が大きな強みだと思います。
3-2.運営は2006年からで実績がある。
ここ数年間で不動産一括査定サービスは多くなりましたが、RE-Guide(リガイド)は、不動産一括査定サービスのなかでも老舗に入る部類です。
下記の表は、主要な不動産一括査定サービス10社を選んで、サービス開始時期をまとめたものです。
NTTデータ・グループが運営する「HOME4U」が2001年なので早いですが、その次に早いのが「RE-Guide(リガイド)」になります。
※サービス開始時期が早い順に並べています。
一括査定サービス名 | サービス開始 |
---|---|
HOME4U | 2001年 |
RE-Guide | 2006年 |
スマイスター | 2006年 |
イエイ | 2007年 |
マンションナビ | 2011年 |
イエウール | 2014年 |
マイスミEX | 2015年 |
すまいValue | 2016年 |
不動産エージェント | 非公開 |
イエカレ | 非公開 |
今に始まったサービスではなく、長年運営されてきた実績のあるサービスであることも、RE-Guide(リガイド)の強みだと思います。
3-3.厳選された不動産会社が参加している。
RE-Guide(リガイド)には、2006年からの運営歴のなかで設けられた「独自審査」に通過した不動産会社のみが、参加しています。
不動産会社の参加数は「600社以上」です。
最近では、参加数が「1,000社以上」の不動産一括査定が増えてきているなか、RE-Guide(リガイド)ほどのネームバリューのある不動産一括査定が「600社以上」とは、少ないです。
これは、おそらく不動産会社を厳選しているからだと思われます。
不動産会社の「参加数」よりも、「質」で勝負しているのでしょう。
しかし、「600社以上」で少ない方ではありますが、実績のある大手不動産会社が多く参加しています。
下記の表は、公益財団法人不動産流通推進センターの「2017不動産業統計集」に掲載されている大手不動産会社のなかから、RE-Guide(リガイド)に参加している不動産会社をまとめたものです。
不動産会社名 | RE-Guideへの参加 |
---|---|
三井不動産リアルティネットワーク | |
住友不動産販売 | |
東急リバブル | |
野村不動産 グループ | |
三菱UFJ不動産販売 | 〇 |
三井住友トラスト不動産 | 〇 |
みずほ不動産販売 | 〇 |
大京グループ | 〇 |
三菱地所リアルエステートサービス | |
大成有楽不動産販売グループ | 〇 |
オープンハウス | |
住友林業ホームサービス | 〇 |
スターツグループ | 〇 |
近鉄不動産 | 〇 |
THR住宅流通グループ | |
日本住宅流通 | 〇 |
日本土地建物販売 | |
東京建物不動産販売 | |
長谷工リアルエステート | 〇 |
ポラスウグループ・中央住宅 | |
小田急不動産 | 〇 |
ナイス | |
朝日住宅 | |
京王不動産 | 〇 |
相鉄不動産販売 | |
京急不動産 | |
センチュリー21グループ | 〇 |
合計 | 13社 |
RE-Guide(リガイド)には合計13社もの大手不動産会社が参加しており、他社の不動産一括査定サービスと比較しても、多い部類に入ります。
4.RE-Guide(リガイド)の弱み
RE-Guide(リガイド)の弱みは、単刀直入に言うと、都会に強く、田舎に弱いところです。
大都市や政令指定都市では対応している不動産会社が多いですが、田舎では対応している不動産会社が少なかったり、そもそも対応していないケースがあったりします。
もし、対応していない場合は、他の不動産一括査定サービスもあたってみましょう。
まとめ
今回は、RE-Guide(リガイド)の口コミ・評判についてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
RE-Guide(リガイド)は、他の不動産一括査定サービスと比較しても、優良なサービスです。
ただ、不動産一括査定サービスを利用する上で重要なことは、あなたの地域に対応している不動産会社が「何社あるか」です。
いくら優良なサービスでも、あなたの地域に対応している不動産会社の数が少なければ、意味がありません。
RE-Guide(リガイド)の公式サイトから物件情報・個人情報を入力していくと、下記の図のように、あなたの地域に対応している不動産会社が自動的に表示されます。
もし、少ない場合は、他の不動産一括査定サービスを利用するか、もしくはRE-Guide(リガイド)と併用することを検討してみましょう。
大都市であれば「RE-Guide」や「HOME4U
」、「すまいValue」がおススメですが、大都市以外であれば「イエイ」や「イエウール」がおススメです。
色々教えてくれてありがとう!
また分からないことがあれば、教えてね。