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資産家資産家

今、住んでいるマンションを売った場合、マンションはいつ引き渡すのかしら?

次の引越し先を決めないといけないから、予め知っておきたいわ。

マンション売却アドバイザーマンション売却アドバイザー

こんにちは。マンション売却アドバイザーの佐藤です。

マンションを売却したときの引き渡し時期は、一般的に、売買契約を結んだ日から2~3ヶ月後までに引き渡すことが多いです。

早い場合は、売買契約と同時に引き渡すこともあり、遅い場合は、6ヶ月後に引き渡すこともあります。

売買契約書には引き渡し日を定めますが、売主と買主の状況を考慮して、相談して決めるようになります。

マンションがすでに空き家の場合は、準備が整い次第引き渡すことができますが、居住中の場合は、新居への引越しが関係してきますので、引き渡し日については慎重になる必要があります。

もし、期日までに引き渡すことができない場合、基本的には違約金(売却価格の20%が相場)が発生します。

今回は、マンションを売却したときの引き渡し時期について、知っておきたいことを、お話させていただきます。

資産家資産家

期日までに引き渡すことができなかったら、基本的には違約金がかかるんだね。

引き渡し日は慎重に決めないといけないね。

色々と教えて下さい、佐藤さん。

売買契約から2~3ヶ月後に引き渡しをすることが多い理由

マンション売却アドバイザーマンション売却アドバイザー

まずは、売買契約を結んだ日から、2~3ヶ月後に引き渡すことが多い理由から、お話させていただきます。

マンションを購入する方は、住宅ローンを組む方がほとんどで、審査や手続きに時間がかかります。

住宅ローンを組む流れは、下記のようになります。

  1. マンションの購入申込みをする。
  2. 住宅ローンの仮審査をして、OKをもらう。
  3. マンションの売買契約を結ぶ。
  4. 住宅ローンの本審査でOKをもらい、住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)を結ぶ。

このように、売買契約の後で、住宅ローンの本審査や手続きを行いますが、これに2~3週間程度の時間がかかります。

その後、売主が引越しの段取りを行い、目処が立ったら決済・引き渡し日の段取りを行います。

もし、買主が住宅ローンではなく、現金で支払う場合は、もう少し早く引き渡しを行うことができます。

資産家資産家

なるほどね。

だから、売買契約から2~3ヵ月後に、引き渡すことが多いのね。

新居への引っ越しは、買主が住宅ローンの本審査に通ってから。

マンション売却アドバイザーマンション売却アドバイザー

注意点として、売買契約後に新居へ引越しをする場合は、買主が住宅ローンの本審査に通ってからにすることです。

なぜなら、本審査に落ちた場合、売買契約が白紙になるからです。

買主が住宅ローンを組む場合は、売買契約書に住宅ローン特約というものを入れます。

内容は「買主が本審査に落ちた場合、売買契約が白紙解除になります。」というものです。

通常であれば、仮審査に通っていれば本審査にも通りますが、たまに落ちることもあります。

もし本審査に落ちてしまえば、マンションを購入することが出来ないため、売買契約が白紙解除になります。

なので、売買契約後すぐに家を探し始めて、新居の契約や引越しは、本審査に通ってからにしましょう。

資産家資産家

売買契約を結んだとしても、白紙解除になる可能性があるんだね。

もし、引越し先が見つからない場合は、引き渡し日を伸ばすことはできるのかしら?

引き渡しを伸ばすことはできるの?

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通常では売買契約書に引き渡し日を定めますが、基本的に引き渡し日を伸ばすことはできません。

もし、期日までに引き渡しが出来ない場合は、違約金が発生します。

違約金の額は売買契約によりますが、一般的には売買代金の20%とすることが多いです。
もし、売却価格が2,000万円の場合は、違約金が400万円もの高額になります。

なので、売買契約書の引き渡し日は、余裕をもって定めるようにしましょう。
売買契約から3~4ヶ月後と定めることが一般的です。

新居が早く見つかれば、その分早く引き渡しをすることはできます。

資産家資産家

そうよね、引き渡し日を伸ばすことができたら、売買契約書の期日の意味がなくなるよね。

引き渡し日は、余裕をもって定めないといけないね。

意外と、決済・引き渡し日を決めるのに時間がかかることも。

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決済・引き渡し日を決めるのに、意外と時間がかかることがあります。
なぜなら、平日にしかできないからです。

決済・引き渡しでは、売買代金の受け取りと引き換えに、法務局で所有権移転登記を行います。
なので、法務局が開いている時間に行うことになります。

売主、買主ともに仕事の都合などで、平日に時間が取れない場合は、決済・引き渡し日が、なかなか決まらなことがあります。

資産家資産家

そっか~、仕事を休むにしても、急には休めなかったりするもんね。

そもそも、予め引き渡し時期を表示したうえで、売却活動をする。

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そもそもの話ですが、マンションを売り出す際は、予め引き渡し時期を表示した上で、売却活動を行います。

引き渡し時期の表示方法には、大きく分けて以下の3つがあります。

  1. 即日
  2. 期日指定
  3. 相談

では、順番に詳しく見ていきましょう。

1.即日

即日は、マンションがすでに空き家の場合に記入することが多いです。
売主と買主の準備が整い次第、いつでも引越し可能です。

最短で、売買契約と同時に引き渡すこともあります。

2.期日指定

期日指定は、売主が新居に引越しをする予定がある場合に、記入することが多いです。

例えば、新居の新築の完成に合わせて8月31日と指定すれば、その日まで引き渡しを行います。

ただ、あまりにも引き渡し日が長い場合(6ヶ月以上など)は、買主がみつかりにくくなります。

3.相談

相談は、現在売主が住んでいる場合に、記入することが多いです。
「引き渡し時期は相談させてください」という意味合いになります。

大体、売買契約締結後から2~3ヶ月後までに引き渡すことが目安になります。

まとめ

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今回、マンションの引き渡し時期についてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

話をまとめますと、以下のようになります。

  • 引き渡し日は、売買契約から2~3ヶ月後が多い。
  • 早い場合は、売買契約と同時に引き渡すこともある。
  • 長い場合は、売買契約から6ヶ月後などもある。
  • 売買契約書には、引き渡し日を定める(3~4ヶ月後とすることが多い)。
  • 新居への引越しや契約は、買主が住宅ローンの本審査に通ってからする。
  • 引き渡し日は伸ばすことが出来ない。
  • 期日までに引き渡せない場合は、違約金が発生する。

資産家資産家

色々教えてくれてありがとう!佐藤さん!

また分からないことがあれば、教えてね。