マンションを売るために、不動産屋さんに査定を依頼するつもりなの。
査定は無料だから、複数の不動産屋さんに依頼しようと思うけど、何社に依頼したらいいのかしら?
そうだ、佐藤さんに聞いてみよう!
こんにちは。マンション売却アドバイザーの佐藤です。
不動産の査定は無料なので、何社に依頼したらいいのか迷ってしまいますよね。
結論からになりますが、まずは机上査定で6社ほどに依頼し、そして、そのなかから3社に絞り込み、今度は訪問査定を依頼することがおススメです。
机上査定とは、営業マンが物件を見ずに、査定をすることをいいます。
それに対して、訪問査定では、営業マンが実際に物件を見て、査定をします。
なぜ、このようにするのがおススメなのかは、下記の3つの理由があるからです。
- 査定額を比較するため。
- 不動産会社を比較するため。
- 営業マンを比較するため。
そこで、今回は、査定の依頼の仕方について、お話させていただきます。
この話が終わるころには、査定の依頼で失敗しないための知識がついているでしょう。
1.机上査定で3社ほど、訪問査定で3社の理由
まずは机上査定で6社ほど、次に訪問査定で3社がおススメな理由は、効率よく、査定額や不動産会社、営業マンを比較することができるからです。
では、まずは机上査定から詳しく見ていきましょう。
1-1.机上査定
机上査定は、営業マンが物件を見ずに査定をしますから、そんなに手間がかかりません。
また、希望をすれば、査定額はメールや郵送などで知らせてくれたりします。
査定は1社でも多くあった方が比較できますので、より多くの不動産会社に依頼しましょう。
面倒だと思われるかもしれませんが、無料一括査定サービスを利用すれば簡単です。
不動産一括査定サービスはいくつかありますが、東証一部上場企業のNTTデータが運営している「HOME4U(ホーム・フォー・ユー)」がおススメです。
なぜなら、主に下記の4つのメリットがあるからです。
- 東証一部上場のNTTデータが運営しているので安心。
- 厳選された不動産会社900社のなかから、最大6社に一括査定。
- 2001年からの運営実績のなかで、悪徳不動産会社は排除されている。
- 査定結果の連絡方法は「メール」「電話」から選択できる。
もちろん費用は無料なので、利用しない手はありません。
それぞれ比較をして、自分に適したサービスをお選びください。
机上査定は、6社ほどに依頼できれば十分に比較ができます。
では、次は訪問査定について、見ていきましょう。
1-2.訪問査定
訪問査定では、営業マンが実際に物件を見て査定をしますから、その対応に手間がかかります。
かといって、比較しないわけには行きません。
なので、まずは机上査定で最大6社に依頼し、そして、そのなかから3社に絞り込み、今度は訪問査定を依頼すると、効率よく査定を進めることができます。
最初から6社に訪問査定を依頼してしまうと対応が大変なので、上記の方法がおススメです。
2.なぜ、複数の不動産会社に査定を依頼するの?
先ほどもお話ししましたが、複数の不動産会社に査定を依頼した方が良い理由は、下記の3つがあるからです。
- 査定額を比較するため。
- 不動産会社を比較するため。
- 営業マンを比較するため。
では、順番に見ていきましょう。
2-1.査定額を比較するため。
査定額は、不動産会社によって違いがありますので、比較することが大切です。
なぜなら、不動産会社と営業マンの主観が入りますし、また、なかには意図的に査定額を調整する不動産会社がいるからです。
2-1-1.不動産会社と営業マンの主観
居住用の不動産を査定するときは、取引事例比較法で査定されることが一般的です。
取引事例比較法とは、過去の取引事例を参考にして、査定額を割り出す方法です。
不動産業界には、会員である不動産会社が見ることのできる、レインズというコンピューター・ネットワーク・システムがあります。
査定をする際は、レインズに登録されてある取引事例を参考にして、査定額が割り出されることが多いです。
このことから考えると、どの不動産会社でも査定額が同じようになるはずですが、実際は同じにはならないことが多いです。
なぜなら、不動産会社と営業マンの主観が入るからです。
例えば、
- 「このマンションは以前、2,000万円で売れたから、今は1,900万円くらいだろう。」
- 「このマンションンを欲しがっているお客様がいるから、2,000万円で売れるだろう。」
などの経験によって、査定額が上下します。
2-1-2.意図的に査定額を調整する不動産会社がいる。
また、不動産会社が意図的に査定額を調整することもあります。
例えば、査定額が低い場合は、早く売りたいために、わざと価格を下げている可能性もあります。
逆に、査定額が高い場合は、自社に依頼してほしいがために、わざと価格を高くしている可能性もあります。
複数の不動産会社に依頼して、査定額が極端に「安い」もしくは「高い」場合は、注意が必要です。
必ず、なぜその査定額になったのか、根拠を聞くようにしましょう。
※査定のポイントや注意点については、下記のページを参照ください。
2-2.不動産会社を比較するため。
不動産の売却を成功させるには、どの不動産会社を選ぶかにかかっています。
不動産会社を選ぶことは、それほど重要です。
一歩間違えてしまうと、安売りされたり、売れなかったりと、お金と時間を損してしまう可能性があります。
また、トラブルが発生して、最悪の場合は、裁判へと発展することだってあります。
そのようなことにならないように、不動産会社を比較して、慎重に選ぶ必要があります。
※不動産会社の選び方については、下記のページを参照ください。
2-3.営業マンを比較するため。
不動産の売却を成功させるには、不動産会社選びも大事ですが、営業マン選びも同じくらい大事です。
いくら名の知れた大手不動産会社でも、営業マン次第では結果が全然違ってきます。
「不動産は営業マンを選べ!」とよく言われていますが、特に中古住宅は物件と売主によって違いがありますから、販売戦略も変わってきます。
それに対応できる営業マンでなければ、良い結果をえることが難しくなります。
※営業マンの選び方については、下記のページを参照ください。
まとめ
今回は、マンションの査定は何社に依頼するべきかについてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
最後に話をまとめますと、査定は、まずは机上査定で6社ほどに依頼します。
そして、そのなかから3社に絞り込み、今度は訪問査定を依頼するといった方法がおススメです。
なぜなら、効率が良いからです。
色々教えてくれてありがとう!
また分からないことがあれば、教えてね。